Olympusの新しいカメラが発表されました。OM-Dシリーズです。その最初のカメラがE-M5です。
シリーズ名のOM-DはフィルムカメラのOMに通じ、マイクロフォーサーズですが、E-M5はフォーサーズのE-5に通じるネーミングですね。
内蔵EVF、高感度・広いダイナミックレンジ、手ブレ補正、速いAF、防塵・防滴、タッチパネル・チルト有機ELモニター等、魅力的な機能がたくさんあります。
OM-Dと名付けるからには、米谷美久氏の思想を受け継いだカメラと考えていいんでしょうか。
「O」lympus:「M」aitani:「D」igital
といったところでしょうか。
氏がまだ研修直後に開発した元祖Penシリーズは一眼レフまで発展しました。
その製品を模範として作られたPenデジタルシリーズ。
私は一技術者として米谷氏を尊敬しており、開発者として凄い人だと思っています。
「他社と同じ物を作っても意味が無い」と開発をされていた米谷さんは、ライカと共に持ち歩けるハーフフレームのPenシリーズと、当時の常識を打ち破ったOMシリーズを世に送り出しました。
OMは当時のプロカメラの三重苦「大きい・重い・うるさい(ミラーの音)」を見直して社内で提案していたんですが、小さく軽いことから却下され続けていたそうです。ある程度の大きさがないとカメラとして認められない当時の常識があったんですね。
フィルムカメラのOM-4Ti、カッコいいんですよ。
私の手元にあるカメラ、初めて使った本格的なカメラが、私が生まれた時に祖父が母に買ったPentax MEです。
今となっては知る由も無いのですが、祖父はこのMEと同時期に発売されたオリンパスのOM-2ではなかったのかと思います。
フィルムの時代から、そのサイズと性能の高いレンズは常に気になっていました。
米谷さんの思想がやどっている(と私が勝手に思っている)OM-Dシリーズ、私としては一度試してみたいカメラです。
素晴らしい性能のED 12mm F2.0と45mm F1.8との相性も気になるのですが、このカメラシステムならではの単焦点レンズがどんなものか期待が高まります(その筆頭はED 60mm F2.8 Macroですかね)。
コメント
う~む、かっこいいのは良く分かるんですが、やっぱりペンタ部分に疑問が残ります。
フォーサーズ時代や、ミラーレスの初期だったらそんな風に思わなかったかもしれないですけど、無理にOMのデザインを引き継がなくても、と思ってしまうのは僕だけでしょうか。
それはともかく、OMー4かっこいいな~
そうですね。OM知っていると比較してしまいますもんね。
本当の米谷スピリッツは一番使いやすい場所にファインダーを持ってくるのが正解かもしれません。
ちなみに、僕はOM-Dがカッコいいとは言ってないつもりだったんですが、良く読んでみるとそう取られても仕方ない書き方だ・・・。