Flickrが自社にアップロードされているCreative Commonsライセンスの写真を販売するようです。そもそもCreative Commons著作権のある著作物の配布を許可するものなのですが、販売の売上が全て親会社のYahooに課金されるとの事です。
もちろん、写真の使用をさせない設定もありますが、これで全てのユーザーの使用を断るしかありません。商用目的でない方に権限を与え、かつYahooの使用を妨げる事はできません。
そもそも多くのFlickrユーザー、特にCreative Commonsライセンスに設定した方は商用目的のためでなければ使用して構わないつもりでアップロードしていると思います。Yahoo側は厳密に言えば法的に問題はないのですが、そういった方の信用を失う事になりそうです。また、同様な写真投稿サイトでCreative Commonsライセンスの写真を販売して売上を全て取る会社は稀です。
これでは好意で写真を使用して欲しいFlickrユーザーは同時にYahooに使用権を与えて設ける事を同時に承諾した事になります。1年半前に全てのユーザーに1TBの利用可能と共に、既存の課金ユーザーの特典が少なくなったと思いました。これではユーザー数を増やすために容量を大幅に上げた魂胆の様に今回の写真転売が見えてしまいます。広告収入とPRO仕様の課金ユーザーだけではFlickrはやっていけないのでしょうか。
The Wall Street Journal – Fight Over Yahoo’s Use of Flickr Photos