オリンパスの新しいOM-D E-M10 Mark IIですが、基本性能が以前のE-M10と比べて大幅にアップしていると思います。
E-M5 markIIと同じセンサーなので基本的には同じ写真が撮れます。E-M1と同等の写真が撮れます。撮り方、ターゲット層に違いがある感じがします。
E-M1はオリンパスのフラッグシップ機で、防滴防塵や位相差センサーや、5軸手ブレ補正が搭載されています。今まではE-M5(及びMarkII)が防滴防塵と位相差センサー無しのE-M1と考えており、E-M10は更に3軸手ブレ補正のE-M1に見えて、非常に高い性能です。
E-M10に5軸手ブレ補正がついてしまうと、本当にE-M5 MarkIIとの差異を探すのが難しくなります。E-M5 MarkIIの方がファインダー倍率が高いくらいですかね(あと、リミテッドエディション・・・)。綺麗な写真を撮るためにはピントが合っていることが条件とも言えるので、なかなかの進化です。
しかし、隠れた便利機能OVFシミュレーションかもしれません。OVFとは光学ファインダーの事ですが、逆光時には光学ファインダーを覗いても目の感度が補正してくれて問題なく見えますが、電子ビューファインダー内の映像はそうはいかなく、液晶画面の画像が見えて違和感が出ます。そこで電子ビューファインダー内の映像のダイナミックレンジを拡大させる機能がOVFシミュレーションです。これで逆光時において、明るすぎる太陽と、暗すぎる被写体が同居した画像ではなく、より見た目に近い映像になります。この昨日は他のカメラでも再現は可能で、設定をいじって得ることが可能ですが、オリンパスのにくいところはこの機能を標準化して自動でカメラで再現するようにしたことです。
ところで、最近PENシリーズの更新が目立ちませんね・・・。