長らく更新がなかったSigmaのFOVEONセンサーの一眼レフ。違う形でレンズ交換式のカメラが発表されました。
Sigmaによるレンズ交換式ミラーレス一眼の、sd Quattroとsd Quattro Hです。「カメラはレンズ」と言う同社のコンセプトと、会津製の日本生産のカメラシステムです。
一眼レフカメラ用のSAマウントのレンズを装着できます。そう言えば、Eマウントのレンズ用というよりも、ミラーこそないが少しボディが寸胴っぽくなっていて、バックフォーカスの長いレンズに対応してそうです。
「SIGMA sd Quattro」はdp0~dp3のAPS-Cセンサーを有し、「SIGMA sd Quattro H」はAPS-Hです。大きさに伴ってHは画素数も高いです。ちなみに、センサーサイズはAPS-Cサイズ相当の23.4×15.5mmとAPS-Hサイズ相当の26.6×17.9mmで両方ともアスペクト比が3:2です。ざっくりと計算すると、sd Quattroがレンズ表記の焦点距離から約1.5倍相当、sd Quattro Hが約1.3倍相当となり、レンズの選び方が面白うそうです。有効画素のアスペクト比は3:2ですが、1:1、21:9、7:6などから選べられます。個人的には7:6がツボです。写真が好きな人が設定したのではないかと思いたいです。
EVFが付いているので撮影の不安も少なく、倍率もそこそこです。位相差AF方式も搭載しているので、dpシリーズの難点だったAF速度に期待が高まります。
Artシリーズを選びたくなりますが、どんなレンズが似合うのでしょうか。
Sigma sd Quattro