カメラメーカーの未来は。

これからカメラメーカーは減ってしまうのでしょうか。気になって仕方がありません。


今、2017年半ばにして、カメラメーカーは何社あるのでしょうか。 Canon、Nikon、そしてSonyがトップ3でしょうか。そこから順不同でOlympus、Ricoh-Pentax、Mamiya Leaf-Phase One、Panasonic、Hasselblad、Fujifilm、Sigma、そしてLeicaでしょうか。微妙なところでCasio、Lytro、でしょうか。Appleやその他のスマートフォンメーカーを除外すると、これくらいではないでしょうか。
3年後に何社残っているのでしょうかね。

まず、一般の方々がカメラを買わなくなっているのではないかと思います。今やカメラをわざわざ買うのは趣味として使うハイアマチュア、生業としている写真を売るプロ、そして同じく生業ですがアートとして写真を表現するアーティストくらいではないでしょうか。スマートフォンがコンパクトカメラを食ってしまったので、カメラでの儲けが少なくなっているのです。
また、スマートフォンのカメラ機能がどんどん良くなっています。老舗のカメラメーカーでは真似のできない、ソフトとコンピューターの処理が相まったスマートフォンカメラの性能は近いうちに今までのカメラを凌駕する部分も多くなるのではないでしょうか。
更に、私が思うところは、小さいセンサーの性能がどんどん良くなるのではないでしょうか。数年前のフルサイズ判が今のマイクロフォーサーズと同等だと思いますし、1インチセンサーが過去の35mmフィルムと同等くらいに感じることもあります。
ちなみに、私は自分が生まれた年のPentax MEを使っていますが、SonyのA9を2057年に使っている人はいないんじゃないでしょうかね。
カメラの画質が頭打ちになりつつあり、十分な性能の今、それ程カメラメーカー毎の画質差を感じにくいです。もはやカメラの付加価値は昔のマイクロフィルムの画質と8×10の画質には明らかな差がありましたが、デジタルではそれ程大きくありません。高価なシステムに投資しても、安いシステムと比較して大きく変わらなければなかなか市場としては成長しにくいです。
これらのような現象が従来のカメラの成長につながらるとは思いません。その事実が怖くてたまりません。カメラがニッチなデバイスになってしまうと、大好きなカメラの楽しみ方が変わってしまう恐れがあります。

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