日本光学会に参加しました。

少し前の話になりますが、日本光学会に参加しました。


(The Optical Society of Japan)

日本光学会 (OSJ)に光学設計グループ (ODG)があり、レンズ設計・光学設計の推進を図る団体です。

光学、特にレンズ設計や光学設計の交流が少ないとして、企業と大学間で知識の共有を目的とした団体です。ODG自体は広い範囲での光学技術を紹介しており、レンズ設計、光学系の設計、光学部品の作製・評価、光学ソフトなどに及びます。
レンズ設計にこれ程密に議論する学会は珍しく、光学技術の学会は多々あれど、光学設計の話をたくさんの方とできるのはとても良い機会でした。

参加者はカメラ業界のCanonNikonRicohの方々が参加されておりました。また、研究に近い方々も参加されており、宇都宮大学 (CORE)RIKEN の方もいました。



(University of California Santa Barbara)

この学会の基調講演は2014年のノーベル物理学賞の中村修二氏でした。青色LEDの開発の話と、紫LEDの光を使うSoraaのLEDの話をされました。
最後の懇親会ではほんの少しだけ、中村修二氏とお話しができました。当然常にどなたか周りにいたのですが、他の方と中村さんの話を聞いているだけで勉強になりました。また、長年Nikonに勤めていて現在東京工芸大学教授の渋谷眞人先生にも色々とお話を伺う事ができました。ニッコールレンズの設計をしていた方と考えると、感慨深いものがありました。
レンズ設計の学会は少ないので、これからも参加したいところです。

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