GFX 50R、中判デジタルレンジファインダースタイルカメラ。

富士フィルムのGFX 50Sに続き、最近発表されたGFX 50Rも面白いコンセプトです。

GFX 50R

このカメラはセンサーが大きいのにサイズが小さいのが魅力ですよね。

例えば、GFX 50Sよりも一回り小さく、約150g軽いので、取り回しは軽快だと思いますが、そこはやはりAPS-Cなどと比べては大きいでしょうね。スタイルはもちろん違うのですが、GFX 50Sの機能を削ぎ落とした感じのカメラですね。それを同じ一眼レフスタイルにせずレンジファインダースタイルにするあたりが上手いですね。
センサーサイズは大きいですが私が気に入っているのはサイズではなくセンサーの比率です。ライカ判(フルサイズ)のセンサー比の2:3は横に長過ぎて、APS-Cもこれにならっているので同じく横長に感じます。
その点、4:3は好きです。マイクロフォーサーズが好きなのも4:3だからです。ただし、元々あまりセンサーサイズにこだわりがなく、ここまで大きいセンサーを使いこなせるか心配ではあります。
富士フィルムの戦略は面白いですね。APS-Cではフルサイズ機と比べて小さくて取り回しの良いカメラで勝負して、中判デジタルではフルサイズ機には太刀打ちできない画質で勝負する。これ、フルサイズ機を作るよりいい戦略かもしれませんね。
少し残念なのはファインダー倍率が0.77倍である事で、これが私の気分にどう影響するかが気になります。光学ファインダーは流石に搭載されませんでした。
フィルムシミュレーションのアクロスを使いたいです。
昔、ブローニーフィルムを使う中判フィルムカメラに富士フィルムのレンジファインダー機がたくさんありました。Fujifilm GW690など、修学旅行の集合写真に使われていた印象があります(知らないけど)。
さて、レンズですが、GFX 50Rには小さいレンズが似合うし軽快に使う事ができると思うので、フジノンレンズGF63mmF2.8 R WRが一番使いたいレンズです。
本当は55mmのレンズだとセンサーの対角の焦点距離のレンズで一番面白いのですが、45mmと63mmの焦点距離の間過ぎてあまり意味はないでしょうね。
パンケーキレンズみたいなのが出たら面白いですね。55mmで。

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