中望遠レンズでとても気に入っているレンズがあります。
Pentax FA Limited 77mm F1.8です。
銀無垢で七宝焼きのフィンガーポイントは指に心地良いです。
また、フラウンホーファーのF線・d線・C線の球面収差を揃えた77mmF1.8の設計であることや、著名な写真家の意見を伺って(試作レンズを渡しての評価を繰り返して)作られた事が光学設計的にそそられます。←変態です
そして、デジタルカメラのGXRを使い始めてこのレンズをデジタルで使いたくなりました。
Pentaxのデジタルカメラを買うのが本筋なんですが、最近ちょっと聞くようになったKiponのレンズアダプターを買ってGXRで使えるようにしてみました。
From Pentax FA Limited 77mm F1.8, Ricoh GXR Mount A12 |
From Pentax FA Limited 77mm F1.8, Ricoh GXR Mount A12 |
いいですね。やっぱりこのレンズ、好きです。
コメント
先生!質問があります!
フラウンホーファーのF線・d線・C線の球面収差を揃えた、とのことですが、
例えばF線はばっちり補正、でもC線は全然だめ、みたいなレンズだと、
色によって解像度とか、ボケの具合が変わってくるんでしょうか?
d線(587.56nm、緑)が無収差でF線(486.1nm、青)とC線(656.3nm、赤)に収差があると、解像度とボケ質に影響があります。
解像度は色の混合なのでズレているのがあれば解像度は低いですし、ボケの輪郭に影響がありそうです(多分)。
まぁ、最近のレンズは収差はよく補正されていますが、変に色が転ばない程気持ち良い描写でしょうね。