Sonnetar 1.1/50の好きな撮影距離は2~3m。

Sonnetar 1.1/50をポートレイトレンズとして使っています、の続き。

From Sonnetar 1.1/50

コマ収差の補正を2~4m辺りに設定しているため、この距離での撮影では収差は若干の倍率色収差と球面収差がメインとなります。歪曲収差はあまりなく、コマ収差は前述の通り補正されています。像面湾曲もわずかです。
私は基本的に歪曲収差は好きでないです。特に樽型歪曲収差は苦手。
倍率色収差は俗に言うパープルフリンジの発生原因ですが、これは被写体をよく考えれば目立たなくできます。
コマ収差はざわつく背景のボケやグルグルボケに起因しますが、あまり好きではありません。なのでこのレンズで補正できるのはとても画期的と感じ、購入に至りました。
球面収差は嫌がられる事が多いと思いますが、使いようによっては武器となる収差です。ピントの芯は合っているけどそこからふわりとボケながら溶けている描写が可能です。収差の発生原因は理論的にわかっていても、撮影ではまだまだ収差を自分のものにできておりません。はい。

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