正常進化した富士フィルムのX100T。正常進化とはいえ、大幅なアップデートだと思います。
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X100Tシリーズは、位相差撮像素子による速いAFや、高性能なレンズなのでもともと非常に良いカメラですが、新しい機能をまだまだ追加してくれています。X100Tに新機能なたくさんありますが、私の目に止まったのは以下の機能です。
OVFモードでもEVFの像を一部に重ねることで、OVFのストレートで遅延の無い像の良いところとEVFの高性能ピント合わせの良いところを併せ持ちます。
また、ピント位置に合わせてリアルタイムでパララックス補正をしてくれる機能が付きました。やっと1950年代のLeica M3やM2に追いついた、と言ったら皮肉に聞こえるでしょうか。
そして、クラシッククロームのフィルムシミュレーションも私に取っては魅力的な機能です。
その他、Wi-Fi機能、1/3絞り操作、最高ISO、最低シャッター時間などが更新されました。
私としては、Ricoh GRで28mmを、ワイドコンバーターGW-3で21mmを、そしてX-100Tで35mm、TCL-X100で50mmを揃えたいところです。X100系とワイド・テレコンバーターだけで28-35-50mmが可能です。主要な焦点距離を2台のカメラで賄える、なかなかおもしろいカメラ変遷ではないでしょうか。私の理想としては、Ricoh GRで28mmを、レンズ固定式で50mmのカメラが一番なのですが、今の時代では50mmは長めの標準レンズというよりは短めの望遠レンズと捉えれる事も少なくないので、まだ発売されそうにありません。