エンジニアの嗜みにて、RicohのPentax Q用の18mm F2.8 Macro(1/1.7″)で、ライカ判換算では約84mm相当の、中望遠マクロレンズです。
ロードマップにはありますが、開発や設計が進んでいるのでしょうか。
特許申請の内容はフォーカス群の簡素化です。 ライカ判の光学系をスケールダウンすれば、スモールセンサー向けの光学系が出来上がります。 しかしペンタックスQにはその手法が使えません。 ペンタックスQの交換レンズにはトイレンズを除きレンズシャッターを内蔵しなければならないからです。 またスケールダウンしたからといって、ペンタックスQの交換レンズに使われるおそらく非力であろうモーターで動かせるとは限りません。 その為、新たな光学設計が必要となるのです。 特許申請の光学系はフォーカシングに際して絞りが固定となっていますが、繰り出し式を採用しつつフォーカス群を軽量化したかったのかもしれませんね。
なるほど、ただ光学系をスケールダウンするだけでは、使えないという事ですね。光学的にはそれがセオリーでも、もの作りを考えると工夫をしなければいけなく、それが発明となり特許となるのですね。勉強になります。