発売停止になりましたが、21世紀に入ってからも、富士フィルムはGF670(及びGF670W)という中判フィルムカメラを販売していました。
富士フィルムは長らく中判フィルムカメラを作っており、レンズ固定式中判カメラのFuji GS645sや690などありました。ただし、富士フィルムのデジタル中判カメラに関しては、二通りの考え方があるかと思いました。
まず、シェアの小さい中判デジタルよりもライカ判(フルサイズ)の方がいいという意見。反面、トップ二社以外のカメラが売れない(αは頑張っていますが)なか、APS-Cの上位カメラで差別化が図れるという意見。LeicaのSシリーズに対するPentax645デジタルと同じ位置付けです。とはいえ、中判デジタルが売れまくっている感じは致しません。
戦略としては、富士フィルムのデジタルカメラのX100での参入と同じように、レンズ固定式カメラでいけるかと思います。X100がポシャったら、今の富士フィルムのデジタルカメラのラインアップはなかったかもしれないと開発者が言っていた記憶があります。そのレンズ固定式中判デジタルカメラのイメージですが、X-PROの大きい版で、レンズが30x45mmセンサーで60mmくらい、45x60mmセンサーで80mmくらいのレンズ焦点距離でいかがでしょう。これが売れれば中判システムカメラを作れるかもしれません。
まぁ、それ程多くは売れないかもしれませんがね。それより1インチセンサーの富士フィルムのデジタルカメラが見てみたいです。