カメラシステムについて考えてみましたが、結局どのシステムもいいところがあり、自分の中で何を重要視するかによってシステムが決まると思います。
Sonyのカメラシステム
Panasonicのカメラシステム
Olympusのカメラシステム
FujiFilmのカメラシステム
考えた末に思ったことですが、選ぶのは簡単ではないですね。多くの撮影のケースで難なく使えるシステムを良しとする反面、使ってて楽しいと思えるシステムとなると主観的になるために客観性を失うことになります。また、あらゆるケースで使えるシステムが楽しいシステムと全く異なる場合は尚のこと、です。
結局、三つの考え方で悩んでいます。
論理的思考を働かせれば、Sonyのカメラシステムを選ぶと思います。私はプロフェッショナルではありませんが、コマーシャルな写真を大きくプリントしなければいけない時や、4Kの動画撮影が必要な時、様々なシーンで確実な仕事をしてくれそうです。反面、Sonyのカメラは何でもそつなくこなすために面白みに欠けるところはあるように感じます。
単純に撮影を楽しむだけのためとなると、Olympusのカメラシステムを選ぶと思います。豊富なレンズと速いAFでストレスなく撮影が楽しめ、色がとても好きなのと、カラーフィルターが楽しいです。重量も大きなファクターです。
では、PanasonicのカメラシステムやFujiFilmのカメラシステムはどうか?Panasonicはいいカメラもあって性能の高いレンズもあります。完全に私の問題なのですが家電メーカーとして見てしまい、老舗のカメラメーカーと見ていない気がします。今の時代ではフィルム時代の栄光は関係ないと頭ではわかっていても、心が動かないのです。言い方は悪いのですがOlympusがカメラ好きの琴線に触れる戦略に対して、工学的に優れている機械を提供されていると受け取ってしまっています。
Fujifilmのカメラは性能が高く、レンズに対しては思想が明確で魅力的なレンズが数多く揃っています。ただし、ボディに関してはラインナップに少し不満があります。フラグシップがどのカメラかわからないのです。X-Pro2とX−T2は、価格的にチグハグしており、価格も同等です。ざっくり言ってX-T2は動画機能が長けておりX-Pro2はハイブリッドファインダーがあります。それでトントンで価格が同等、と言っても過言ではありません。例えば、X-T2の長けている機能の全てをX-Pro2に与え、価格もプレミアムにして売って明確な差を出せばフラグシップ足る機種が存在したはずです。ですが今のラインナップでは質実剛健なX-T2とラグジュアリーなX-Pro2のいずれかを選ぶことになります。どちらを買ったとしても、もう片方がよく見えてしまうのです。
考えるとなかなか楽しいものです。楽しむためだけで、お金があればライカを選ぶんですがね。