発表されましたよ。Nikonの新しいミラーレスカメラが。
Nikon Z7とZ6だそうです。スペックとかはZ7が高解像度機、Z6が普及機、といったところでしょうか。
やっぱり、Nikon FからF3、F6、D200、D700、D810、Dfに到るまで、ニコンのカメラのメカのデザインは素晴らしいですね。エルゴノミクスはSonyやFujiFilmと比べて一日の長があると思います。
Nikon最初のミラーレス機(Nikon 1はアドバンストカメラシステムでしたもんね)はかなりの本気度が感じられます。
- エルゴノミクスはプロクラス
- レンズマウントの拡大で大口径レンズの開発を示唆
- EVFのスペックと解像度
- 動画に本気度(でもGH5Sの方が動画には良い)
- センサーの解像度の選択が絶妙
そんなところでしょうか。
昔のレンズも使えるアダプターは歓迎しますが、あまり過去に囚われなくてもいいと思います。私なんかはNikon F時代のレンズは素晴らしいと思うのですけれど、デジタルを見越した設計では無いので、趣味の域を出ないですもんね。マウントアダプターはユーザー目線では過去のレンズをNikon Zに付けるためにあるのですが、Nikon目線ではNikon Fのレンズを持っている顧客がNikon Zを買いやすくするために発売するんですもんね。
それよりもマウントを拡大したことで得られるレンズ設計の自由度とAFなどのレンズの機構面の自由度で今までに無いレンズを、今まで培ってきた光学設計のノウハウで作って欲しいです。
Nikonの一眼レフが好きな方々にはある意味チャンスかもしれませんね。Nikon Fマウントを持っている人がこぞってNikon Zを買ったら、Nikon Fレンズの中古市場が性能の良いレンズがリーズナブルな値段で溢れかえるかもしれません。
良いカメラデザインのミラーレス機が出て嬉しいです。時間をかけて他社が先行して出した機器とその反響を調査して出せる事が後発のメリットです。ある意味、Nikonはミラーレス機を認知させる必要が無いのです、OlympusやPanasonicやFujiFilmやSonyがやってくれたのですから。
レンズもいいですね。このF1.8〜F2.0あたりのレンズはもっと見直されるべきです。マイクロフォーサーズのOlympusのPremiumシリーズの12mmF2、17mmF1.8、25mmF1.8、45mmF1.8を思い浮かべます。FujiFilmの23mmF2、35mmF2、50mmF2のWRシリーズも然りです。個人的にはNikonの50mmF1.8がツボです。
これから大口径レンズがロードマップにあり、55mmF0.95などノクトニッコールと呼べるすごいレンズだと思うのですが、開発ロードマップに85mmに継ぐ105mmが無いのが残念です。
Nikonと言ったら105mmです。90mmでも100mmでもなく、105mmです。期待してます。