GRのファームウェアアップデートが公開されました。使い慣れているカメラなので既にバリバリ使っていますが、逆に凝り固まった使い方になっているかもしれません。ファームウェアのアップデートを機に、使い方のブラッシュアップを検討してみても良いかもしれません。
GRファームウェアアップデート、機能拡張内容 《バージョン3.00》
[撮影設定]の[エフェクト]に、[かすか]が追加されます。⇒他社にない発想で面白いです。従来の白黒では一色を加える、例えば緑がかったモノクロですが、この設定では被写体の色が微かに残る設定です。
[キーカスタム設定]に、[AFLフォーカス設定]が追加されます。
AFボタンを利用したときの動作を[マルチAF][スポットAF][ピンポイントAF]から選択できます。⇒ピンポイントAFは中心に合わせて使うのに良いので、試してみたいです。中心でピント合わせをして構図を後から決めるスタイルです。
[セットアップ]メニューに[周辺光量]が追加され、[オリジナル][ノーマル]から選択できます。
[オリジナル]を選択すると、銀塩GRと同程度の周辺光量で撮影できます。⇒銀塩GRと同等にする辺りがにくいです。
[セットアップ]メニューに、[フォルダ名設定]が追加されます。
[連番][撮影日]から選択できます。
[セットアップ]メニューの[ISO感度ステップ設定]が[1/3EV]に設定されている場合、[切り替えシャッタースピード]の設定値が1/3EVステップになります。⇒私は1/3EVに設定しているので、もっと幅広く設定できることになります。
[再生設定]メニューの[RAW現像]に、[アスペクト比]が追加されます。
3:2で撮影されたRAW画像を現像する際に、アスペクト比を[3:2][4:3][1:1]から選択できます。⇒カメラ内の現像はあまり使っていませんが、便利な機能です。
上記の機能で一番使いそうなのは新エフェクトの「かすか」と、その次にピンポイントAFです。こうやってもともと豊富なカスタマイズが可能なGRに、新しい機能が追加されてますます自分好みのカメラにできます。 設定と使い方次第で、まさに世界に一つだけのGRとなるかもしれません。