富士フィルムのXシリーズの交換レンズのXF23mm F2 R WRが発売されます。
ロードマップの通り、XF 23mm F2 R WRが発売されましたね。やはり「XF 35mm F2 R WR」と同系統のレンズかと思います。
23mm F2は35mm判換算での焦点距離35mm相当で、35mm F2の換算50mm相当と若干異なります。ものを見るのが35mm相当の焦点距離だとすると、ものに注視するのが50mm相当と感じます。
このレンズの大きな特徴は二つ。開放F2による高性能とコンパクト化と、「WR」を冠する防塵・防滴・-10℃の耐低温構造です。
個人的には、今のデジタルカメラのセンサーのISO感度が高いので、感度としてF1.4やF1.2の明るさのレンズが必要なケースは少ないです。被写体深度の浅さも近接撮影で補えます。もちろん、浅すぎる被写体深度も使い勝手がよくなく、コンパクト化の方が嬉しい時もあります。重量も180gと、とても軽いですね。
他に気になるところは歪曲収差ですが、これは記載がないのでなんとも言えません。最近のカメラは歪曲収差補正をカメラ側の画像処理で行えるのはわかっているのですが、電子的にではなく光学的に歪曲が補正されたレンズで撮る方が気持ち良くあります。
繰り返しになりますが、このレンズのいいところはコンパクトである事、そして防塵・防滴・耐低温です。私は小さく、軽く、極限まで性能を追い込んだ、レンズが独立ジャンルとしてあってもいいと思います。