優柔不断なワタクシにとって非常にマズいことに、ライカのM2につけられるレンズはライカ純正のものだけではありません。
世界のレンズ交換式カメラはほとんど一眼レフで、レンジファインダーは古い技術とされているのですが、近年のブームにより、レンズやカメラの選択が豊富です。
新品レンズでは、代表的なものは日本の会社のコシナが製造しております。
中古では第二次世界大戦後、カメラは高級品とされており、日本の良い製品が海外でよく売れたそうで、キヤノンやニコン(日本光学)がライカ用のレンズを作っていた時代がありました。
また、90年代のコンパクトカメラブームには、高性能なレンズを搭載したリコーGR系やミノルタTC-1等に代表される高級コンパクトカメラのレンズがライカに付けられる交換レンズとして限定発売されていました。
要するに、迷うのです。 (T_T)
とりあえず新品では、フォクトレンダーとカール・ツァイスに目をつけています。
設計や製造はコシナで、ブランド名としてフォクトレンダーの名前がついております。
コシナのNokton 35mm F1.4。
これはクラシカルな描写を狙っていながら、比較的現代的な仕様なので候補にしています。
この他にも非球面レンズを使用している、発表当時は35mmレンズで一番明るいNokton 35mm F1.2、現代の高屈折率ガラスを用いて驚くほどコンパクトなColor-Skopar 35mm F2.5 PII と、35mmは新品でも選択が豊富です。
ワタクシの好みとしては、Nokton F1.2は明るいけれどレンズが大きく重いこと、Skopar F2.5は優等生過ぎて面白くないので少し優先度が下がってしまいます。
この他に、ツァイスのBiogonというレンズが二種類あります。
製造はコシナですが、設計や品質管理はドイツのカール・ツァイスです。
ライカがカナダやポルトガルでレンズやカメラを作らせていた時代もありましたね。
Biogon 35mm F2。
ライカのSummicronに対抗した仕様のBiogon。十分すぎる性能と比較的安い価格ですが、ちょっと大きめかな・・・。
C Biogon 35mm F2.8。
1930年代にBerteleが設計されたBiogonを継承し、現代の技術で甦らせたレンズです。
(当時のBiogonは現代のカメラに使うには少々制約があるので)
「C」というのはコンパクトだったかクラシカルだったか忘れましたが、とにかくそのようなコンセプトのレンズです。
「C」シリーズは他にも同様のコンセプトで設計されたBerteleの傑作レンズSonnarと広角Biogon(画角90°!)の現代版の非常に魅力的なレンズが揃っております。
これに中古を加えると、Summaronに似たNikkor 35mm F2.5やCanon Serenar 35mm F3.5や色々あります。
今は欲しいレンズが二本、頭の中で決まっているけれど、これらをカメラに付けてみたらまた気持ちが揺らぐんだろうなぁ・・・。