富士フィルムFinepix X100の特設ページに、レンズにまつわる開発ストーリーが掲載されています。
以前より、電源オン時にレンズが繰り出さない設計にはとても好感を持っていて、私の理想に近いです。
全ての凸レンズに高屈折ガラスを採用したり、後ろの方の極端な非球面のレンズにも、技術力を感じます。
更に、絞り近傍にNDフィルターが入っており、晴天でも開放F2での撮影を可能にしているのが凄いです。しかし、最高性能はF4~5.6辺りと、HPにも書いてあります。私は晴天だったらF5.6で低ISOで使うかな。
バックフォーカスは5.6mmで、レンズの性能の高さを伺わせます。用途にもよるでしょうが、バックフォーカスが短ければそれだけ無理をせずに性能アップが可能です。
しかし、絞りがこんなに前にあるとは思いませんでした・・・。後ろのレンズはテレセンに役立っているのですかねぇ。
しかし、このレンズには期待をしてしまいます。KlasseWのレンズもかなり評判が良かったので、尚更です。
富士フィルムFinepix X100特設ページ
富士フィルムFinepix X100開発ストーリー:レンズ
コメント
このレンズ、まだ使ってないですけど、技術的な面だけでもすごいですよね。一眼用の単焦点レンズでは、準広角のものでf/2からコントラストが高くて隅まで解像度がよいものは、ほんとに高価なものがちょっとある程度ですよね。フィルム時代から、広角はレンジファインダーを愛用していましたが、デジタルでもセンサーや電子回路のコストがおさまるにつれて、広角は非一眼機構のカメラを別途持つというスタイルになりそうな気がします。わたしは主に広告写真、エディトリアル写真などをアメリカで撮影していますが、このx100は、散歩なんかじゃなくて、仕事に使いたいですね。
>リウヂさん:
コントラストや解像度もそうですが、一眼用の単焦点レンズで35mm相当F/2となるとバックフォーカスの関係でとても大きくなるのが難点だったりします。レンズ枚数や高価なガラス材料でレンズの価格も上がりますし。
私はレンズ設計を仕事にしているため、どうしても技術的なところに目が行ってしまいます。x100、お仕事に使われるようでしたらその体験を是非お聞かせください。
P.S. HP拝見致しました。素晴らしい写真に心が踊りました。これからも成功を祈っています。