新しいレンズを買ってしまいました。レンズ改造で有名な宮崎さん設計・製造のSonnetar 1.1/50です。
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やってしまいました。F1.1にやられてしまいました。
レンズ設計の天才、かのベルテレ博士のSonnarのデザインをベースに、高屈折率ガラスの選定によるF1.1の設計です。
しかも、F1.1でありながらコンパクトな190g。
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そして一番心をくすぐったのはコマ収差のマニュアル補正でした。
レンズの裏側の後群のレンズに赤い点と白い点が数点ありますが、この後群を動かすことで、近接撮影のコマ収差を補正できるそうです。赤い点が撮影距離4mにコマ補正した場合で、∞~1mまでコマ補正ができます。こんな機構、世界初です。
レンズ設計を少しかじっている身としては、球面収差、コマ収差、非点収差、歪曲収差と像面湾曲の補正は取り合いになる事が多いです。大口径と近接撮影となれば尚の事。大口径マクロレンズがあまり無い所以です。
その中で割りと心地悪い画となるコマ収差の補正をできるなんてゾクゾクします。
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レンズが届いた本日は夜遅いので、大した写真が撮れないのが悔やまれます。ポートレイト用に使ってみたいですが、小ぶりな大口径レンズなのでオールラウンダーになってくれると期待しています。
正直、個人で製造していてこのクォリティは圧巻です。
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モノクロフィルムで撮りたいです。
コメント
コマ収差補正、おもしろい機構ですね。
操作は、レンズ全体を回転させるんですか?
補正のあるなしで、中央って変化するんですか?
いろいろ聞きたいです~
面白いっすよ~♪操作はレンズの後ろを回すので、マウントから外さなければいけないので、撮影中にやるにはちょっとめんどくさいですが。
コマ収差は周辺で点光源が彗星みたいに流れるんですが、スナップの時は補正したいですかね。ポートレイトは関係なさそうですが。
よく考えてみたら、ワタクシは非点収差の方が気になるかも。まだまだ撮影不足でいいコメントができません~