WWDC2014に見る、iHomeとiHealthの可能性。

HomeKitHealthKit

2014年のWWDCが終わり、Appleの非常にワクワクする方向性が見えて来ました。具体的には、HealthKit、HomeKitとPassbook+Touch IDです。

まず、HomeKitですが、iPhoneiPadでの家の管理が可能です。昼から夜にかけて時間(暗さ)の移り変わりで照明での調光設定や、家に帰る前に暖房や冷房を入れることや、効率的なエネルギーの私用が可能となり、AppleTVを中心としたSiriで操作するiHomeの可能性が見えます。
次に、HealthKitによるiHealthの可能性が見受けられます。大きな病状を持たない人が健康管理に使えることはもちろん、より深刻な病状を持つ人のモニタリングに役立ちます。病状によっては命に関わる事があり、迅速な手当で一命を取り留めることもあるので是非とも使えるレベルまでソフトウェアやハードウェアが進化することを期待します。Appleからウェアラブルデバイスが本当に出てくるのかわかりませんが(CMでiPhoneそのものがウェアラブルの役割を果たしている描写がありますが)、少なくとも健康に関する機能の連携をHealthKitで期待できそうです。
また、独立したプレゼンはありませんでしたが、PassbookとTouchIDが紹介されていました。代表的なところでは、Touch IDのサードパーティアプリのアクセスです。Touch IDの通常の使用方法と同様、指紋認証のデータそのものはデバイス上にありアクセスできないようになっています。支払いにTouch IDを使えれば、決済が早くなるだけでなく、よりセキュリティが高いので、素晴らしいです。
一つ一つの発表は初代のiPhoneやiPad程の印象はなくとも、総合するとAppleのモットーでもあるAppleのデバイスでより良い生活をする方針に沿っていると思います。何回もSecurityと言っていた事から、Appleのセキュリティに対する想いを感じました。WWDCはソフトやアプリのカンファレンスですが、秋にハードウェアの発表があるはずですので、その時にWWDCの発表がより明確な方向性を示してくれると思います。
いずれにせよ、当分の間はAppleから目が離せそうにありません。
https://developer.apple.com/homekit/
https://developer.apple.com/healthkit/

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