RX100IIIと1インチセンサー。

SonyRX100シリーズの三代目、RX100IIIが発売されました。

RX100III

コンパクトでありながら非常に良い画質を持つカメラです。これ一台でなんでも撮れてしまう、そんな気がします。

従来機と少し仕様が違いますが相変わらず高い性能です。高画角(換算24mm)となったことでワイドは幅が広がったかもしれません。
それよりも私がこのカメラで好きなのは、
・裏面照射センサー
・有機ELの内蔵EVF
・180°チルト液晶
・レンズ周りのコントロールリング
・内蔵Wi-Fi
です。
中でもEVFは、カメラが起動時に収納するとカメラの電源も自動的に落ちるので使いやすいです。ただひとつ、いただけないのがEVFに二段構えで手作業が必要なこと。
1)カメラレバーを引くとファインダーをポップアップ
2)接眼部を前に引き出す(手動)
この2がいけません。そりゃ、光学的にある程度距離が必要なのと、それを確保するスペースがないのもわかっています。だったら手動で引き出す機構にせざるを得なかったのならば従来の外付けEVFでも良かったのでは?と思います。
それはともかく、1インチセンサーはいいと思います。総合的なセンサーとしてはフォーサーズとマイクロフォーサーズが最適だと思うのですが、1インチセンサーなりの良さは常々評価しておりました。
もちろん、画質ではフルサイズ機(本当はライカ判機、135機)やそれ以上の大きいセンサーに軍配が上がるでしょう。ライカ判やAPS-Cサイズのセンサーは、その画素数やセンサー上の画素サイズによる高感度アップで良いものの、手ブレによるシビアさや消費電力は当然小さいセンサーが有利です。暗い場所で三脚を立てる写真で収入を得ている人や、スポーツなどの動体を望遠レンズでブレ無しで高解像度の写真を撮らなければいけない人は大きいセンサーと大きく重いレンズが必要かと思います。子供の写真しか撮っていなく、またその写真をほとんど公開しない人(私)はどれだけのセンサーが必要なんでしょうか。
1インチセンサーは十分有り得るセンサーサイズかと思います。RX100系みたいに画質が良く、AFが速く、どこでも持ち運べるものを常に持ち運ぶのは良い選択です。


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