花火で見れる、Sonnetar 1.1/50の収差。

息子のテルが花火をしたいと言ったので、明るいレンズで写真を撮ってみました。

R0011016

Sonnetar 1.1/50
このレンズは残存収差があるだけでなく、その収差のひとつのコマ収差を調整できる機構が付いています。
私はコマ収差を2.5mから5mくらいに設定してあるので、この写真の距離くらいでコマ収差が一番小さくなるようにしています。点光源を見るとコマ収差がよくわかるのですが、なるほど、それほど出ていません。
(コマ収差はその名の通り、点光源であるべきものが彗星のように流れる収差です)
球面収差は残っており、更に花火が位置している場所の反対にゴーストが出ています。それでいてピント面は良いです。こんな描写は今のコンピューターで最適化が成されて収差が徹底的に補正されている現代のレンズではなかなか見られないので、面白いです。

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