田中希美男氏のGRとRICOHの関係について以下の記述がありました:
ペンタックスはHOYAからリコーに、という具合に(不本意ながら)流転してきて、しかし「PENTAX」のブランドは多くのユーザーの熱い支援もあって守り続けている。
同じように(いや、逆のケースかもしれないが)GRのほうは、リコーそのものの、リコーのアイデンティティそのものだったが、リコー本体からはじき飛ばされてリコーイメージングの中へ押し込まれてしまった。しかしながら、GRにとっては異郷にありながらも「GR」のブランドはしっかりと守り続けている。
こんなヤヤこしい境遇のカメラメーカーって、いまではほとんど見あたらないですね。
なるほど、そう考えたことはありませんでした。実際にRICOHのカメラはなく、全てRicoh Imagingであると。そのRicoh ImagingはHOYAの所有していたPentax Imagingの部隊でありながら、本体のRICOHのカメラのGRを、作り続けている。利益だ売上だ、と言ってGRを生産終了にしたり大衆向けの仕様にせず、GRを愛している人が正常進化と思わせるカメラを作り続けている。何とも良い話です。
http://www.thisistanaka.com/
http://thisistanaka.blog66.fc2.com/