センサーサイズのバランス。

デジタルカメラのセンサーサイズはたくさんありますね。ライカ判のサイズと比べてiPhoneのセンサーとかは小さいと思う人が多いと思います。

sensor size

例えば、富士フィルムもAPS-Cで十分と発言していますし、特徴的なRGB配列を特許化しており、オリンパスもゼロからデジタルカメラを製品設計する時にフォーサーズのサイズが最適と考えていたようです。
デジタルカメラのセンサーサイズのバランスはどの辺りが最適なのでしょうか。

当然、携帯電話に搭載されているような小さいセンサーと、中判デジタルサイズでは、用途や性能が異なります。リアルに使う最適なバランスは当然、その間という事になります。
私は1インチからAPS-Cかな、と思います。具体的には、
APS-C (23.6 x 15.6 mm)→4/3 (17.3 x 13 mm)→1″ (12.8 x 9.6 mm)です。
この辺りがスイートスポットです。浅い被写界深度から深い被写界深度が得られ、高ISO性能、全体的な画像の質、価格、カメラとレンズのサイズ、大きなプリント、等を考えた時のトータルバランスです。

一昔前のライカ判センサーと比べて、今のAPS-Cの方が性能が高いと思います。今のマイクロフォーサーズセンサーは一昔前のAPS-Cよりも性能が高いと思います。そうでなくとも、現代のマイクロフォーサーズセンサーとAPS-Cセンサーの描写力の差を、プリントで見極める自信は私にはありません。

Photo: Sony
いつの日か、1インチセンサーがプロフェッショナルカメラマンに選ばれる時代が来るかもしれません。何しろ、4×5インチの大判フィルムがプロカメラマンに使用されていた時代に廉価版の35mmフィルムが発売されたのですから。当時のフィルム技術では35mmのフルサイズは粗くて、被写界深度が深くて、レンズが暗かったようです。まさに今のフルサイズと比較しての小さいセンサーへの言葉のようです。


1インチセンサーやフォーサーズセンサーが今のライカ判と同じ性能になるのはいつでしょうか?

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