Hasselblad X1D-50c、中判デジタルカメラ。

Hasselblad X1D-50cが発売されます。今までのカメラのデザインから一新されたものに感じます。


デザインが工業的で北欧の匂いがします。外装はワンピースのアルミフレームで、「HANDMADE IN SWEDEN」との刻印されています。この辺りは他の会社と比べて少しベクトルが違い、HasselbladがHasselbladたる出で立ちです。

センサーは5000万画素の44mm×33mmのセンサーです。レンズは45mm F3.5のやや広角レンズと90mm F3.2の中望遠レンズです。ボディは7,900ユーロで、レンズが1900ユーロです。
私にとってHasselbladの中判カメラは憧れでした。Hasselbladの中判フィルムカメラは、伝統的な500C/Mや、超広角のSWCなど、とてもかっこいいカメラばかりです。レンズの性能も素晴らしく、真のモジュラーカメラです。
そして何より、Hasselbladの特徴と言えば、あのスクエアフォーマットです。実用的に考えると、カメラを横向きにする必要がなく、手間が一つ省けます。芸術的にはスクエアフォーマットの構図を活かした写真が多く世に出ました。私はHasselbladこそ持っていませんが、スクエアフォーマットはMeopta Flexaretの二眼レフを気に入って撮っていました。
このカメラもスクエアフォーマットで出て欲しかったのが本音ですが、センサーそのものを開発していないHasselbladはそのためだけにセンサーを特注したらそれこそカメラの価格は跳ね上がります。面積が大きくピクセル数が多いと、欠陥なく高い品質のものを歩留まり良く生産するのは困難です。
このX1Dシリーズは売れるのでしょうか。気になるところです。ちなみに私は今でもSWCが欲しいです。

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