常用できるかもしれない、オリンパスのM.ZUIKO 30mm F3.5 Macro。

最近発表されたオリンパスの他のPROレンズと比較して見劣りするかもしれませんが、PremiumシリーズM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroが発売されます。

M. Zuiko 30mm F3.5 Macro

既にM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroがあるのにナゼ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、135mm判換算の60mm相当のマクロレンズは侮れない点があります。

確かにスペック的に見劣るところや、既にマクロレンズがあることや、ミラーのあった一眼レフの初期のフォーサーズシステムで同じスペックのレンズがあったりと、目新しいところが少ないと感じるかもしれません。25mm F1.2 PROや12-100mmと比べるとインパクトは少ないかもしれません。
30mmのマクロは画角が広いため、近接撮影で背景が多く撮影できます(パースがかかる)。60mmと比較して、通常撮影にも対応でき、汎用性は高そうです。この30mmマクロの、60mmマクロとの違いは何点か挙げられます。
・小型軽量
・撮影倍率は等倍を超える1.25倍、35mm判換算で2.5倍
・マクロ領域での高速なAF
どちらのマクロレンズが良いかは、使い方次第というところです。ひとつ60mmマクロの利点としては高い倍率を得るための撮影距離が長く保てて、昆虫などを驚かせず撮影できるところでしょうか。
また、光学構成を見る限り、60mmマクロの方が描写性能は高いかもしれません。それだけの光路長とレンズ枚数の差があるかと思います。
では、このレンズはどのカメラに合いそうかと言うと、マクロという事でやはり一眼レフスタイルのE-M1来るE-M1 MarkIIでしょうか。マクロ撮影はしっかり持って撮影したいですしね。
私はライカ判(135判、35mm判、フルサイズ)で50mmから75mm(77mm)の焦点距離が大好きなので、更に近接撮影ができるマクロとなると使い勝手が本当に良さそうです。明るいFナンバーが必要な時を除けば、これ一本でかなりの撮影ができてしまいそうです。標準レンズが寄れるというのはそれだけで凄く使いやすいのです。

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