Apple Watch Series 4が発表されました。Tim Cook CEOが冒頭で言っていましたが、もはや最も売れているスマートウォッチだけではなく、最も売れている時計なんだそうです。
iPhone XSやXRがそれ程大きくは変わっていない事を考えると、完全なリデザインですね。ランドマークです。
ランドマークなiPhoneは
- iPhone:最初iPhone
- iPhone 4:Retinaディスプレイ、アルミニウム筐体枠、より四角くエッジーなデザイン
- iPhone 6:全アルミニウム筐体、丸みを帯びたデザイン
- iPhone X:Face ID、OLEDディスプレイ等
でしょうか。Apple Watchの進化もSeries 1からSeries 4なのは興味深いです。最初のモデルは新しく、問題も見受けられるモデル。第二世代と第三世代はその問題を解決したモデル。第四世代は見た目が変わり、新しくなる。取り分けディスプレイと筐体が大きく変わったのは共通しています。
Series 4はディスプレイが大きく、ベゼルも小さくなっています。Apple Watchは大きいのと小さいのがあるのですが、Series 4の小さいモデルのディスプレイがSeries 0~3の大きいモデルよりも大きいのです。それでいて体積は小さくなっています。そのディスプレイも明るく、大きく色々と表示できます。また、細かい事ですが、Series 4のディスプレイは角に丸みを帯びていて、スクリーンの一部を殺しているのですが、この丸みが筐体とよく合っています。Series 3までのスクリーンは角が立っていて、丸みを帯びた筐体とミスマッチです。Series 3までのスクリーンのデザインが角を強調しないようなデザインが多いのは気のせいでしょうか。
何よりも、薄くて体積が小さくなっているのが凄いです。これで装着した時の感じが普通の時計に近づいた感じですね。
ECGについてはいいですが、全てを委ねてはいけないような気がします。何でもそうなんですが、家電クラスのものは医療の補助にこそなれ医療の代わりにはならないので、注意が必要です。
私の目からすると、Apple Watchは最も美しいスマートウォッチですが、最も美しい時計かと言うと、少し考えてしまいます。機械時計や大きな磁場に耐える時計とか、懐中時計の方が美しいと感じます。とは言え、私が欲しいと思うスマートウォッチはApple Watchですね。
それは時計という範疇を超えて、伝統的な時計よりも多くの事ができるので、欲しくなってしまうのでしょうか。
例えば、私は機械時計が好きですが、そのほとんどがApple Watchよりも美しくカッコいいと感じます。でも時計は時間と日付くらいしか教えてくれません。Apple Watchが今のままの形で、時間と日付のみの表示だったら、全く魅力を感じないでしょう。
Appleが時間だけの時計を作ったら、現在のApple Watchとは全く違うものになったと断言できます。少なくとも機械時計に迫るカッコ良さでしょう。今の機能を入れるために現在の形なのです。そしてApple Watchの筐体以外の部分は美しくてカッコいいです。ストラップなんかはいい例ですよね、リンクブレスレットやミラネーゼループとか、Apple Watchの発売と同時に様々な種類が発売されています。機能にしても、着脱も簡単で自分でできます。Marc Newsonのデザインが光っています。
iPhoneやMacと違い、Apple Watchの価格差は機能ではありません。材質です。アルミかステンレスか。その差が数万円あるのか、人それぞれですね。逆に、スマートフォンやパソコンが材質だけで価格差があったらナンセンスですよね。時計ならではです。
そう言えば、今回はEditionがないですね。金のモデルはさておき、セラミックのEditionモデルは面白く、他のApple製品にも転用できそうな技術だったので少し残念です。私は似合わないのはわかっていますが、ゴールドが魅力的です。