カメラサイトのニュースにセンサーサイズの偏りを感じます。

世の中の一眼レフが電子ビューファインダーへ移行するのが加速しています。リアルタイムで画像を見られるのは好まれるのは当然だと思います。一眼レフの機構は精度が必要であり、複雑なメカであるのでカメラを作る方も無い方が楽だと思います。

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対して、なぜかセンサーサイズ、取り分け『フルサイズ』がこれ程重宝される機能になるとは思いませんでした。果たして多くの人にフルサイズは必要なのでしょうか。

私は特にフルサイズ信者ではありませんが、画質面で言えばフルサイズの方がより小さいセンサーのカメラよりも良いでしょう。条件が同じならば。
ただし、画質だけを考えるならば中判デジタルの方が良いという理屈になってしまいます。大きいセンサーの方が画質が良いのでしょう。ただし価格程の差があるかどうかは個人の判断になりますね。
面白いのは中判センサーと比較してフルサイズを遜色ないと持ち上げる方が多い点です。確かにそう比べたくなるのもわかります。大事なのは中判カメラのレンズが同じ画角を得るのにより長い焦点距離が必要な点です。
よくも悪くもフルサイズにまつわる話は二つあるように思います。
1)焦点深度の浅さ
2)ISO感度の高さ
でもフルサイズカメラはフラグシップが多いので、本当はもっと良いところがあって然るべきではないでしょうか。
カメラのニュースを見てもフルサイズミラーレス機が盛り上がっていますが、カメラの種類としては最も機種が少ないのもフルサイズミラーレスカメラです。ましてや一眼レフのフルサイズを入れても少数派です。世の中の多くのレンズ交換式カメラはAPS-C以下のサイズだと言う事は明白だと思います。
まだまだ小さいセンサーのカメラが市場の大半を取っており、その図式はフルサイズ機の価格が低くならない限り変わらないでしょう。APS-Cやマイクロフォーサーズの画質が取る人の技能と良い釣り合いが取れており、フルサイズに変えても大きな差が生じないと思います。
小さいカメラの方が動画が取りやすく、静止画も十分に高画質で、焦点深度が深く、ハンドリングもいいと思います。手ぶれ補正も小さいセンサーの方が有利です。
最終的には実際にカメラで写真を撮って気に入った機種が一番いい機種です。それがフルサイズ機でなくとも何ら問題ではないはずです。

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