コダクローム(Kodachrome)は1935年に発売された世界初の量産リバーサルフィルムです。
私はこのフィルムで写真を撮ったことがないので(惜しいことをしたもんです)コメントはできませんが、その色表現と保管寿命の長さから多くの写真家が愛用したのは確かです。
販売終了からしばらくして、「最後のコダクローム」が撮影・現像されたそうです。
撮影者はSteve McCurryさん。
写真が趣味でない人や写真家に詳しくない方は名前がピンと来ないかもしれませんが、McCurryさんが撮ったNational Geographicのアフガニスタンの少女の写真ならば記憶にある人は多いのではないでしょうか。
http://en.wikipedia.org/wiki/Afghan_Girl
最後のコダクロームを撮ることになってMcCurryさん、一枚一枚意味のある写真にするために9ヶ月間の企画計画をし、ニューヨークからインド、そして最後のコダクローム現像所で写真を撮ったそうです。
現像されたフィルムはニューヨークにあるコダック社にて保管されるそうです。
お話で特に面白いのは、コダック社のテーマカラーである黄色のタクシーの写真です。
車のナンバープレートが「PKR 36」と、コダクロームの36枚撮りフィルムのコード番号そのものです。
フィルムで写真を撮りたくなる話でした。
最後のコダクロームの記事1
最後のコダクロームの記事2
http://stevemccurry.wordpress.com/