マクロレンズは昔から好きです。フィルム時代でも特に明るさが必要無い場面ならば、F2.8はそれ程困りませんし、本当に良いマクロレンズはマクロ領域のみではなく中間距離25m辺りまで高性能でした。ポートレートなどには持ってこいな性能なんではないでしょうか。
From Olympus |
今のレンズは高性能ですから、マクロレンズでも広い距離で高性能です。
対して、大口径の中望遠レンズはそのボケや焦点深度の浅さでポートレート向きなレンズと言えそうです。焦点深度の浅さからピント合わせはシビアですが、大口径ならではのアウトフォーカスは虜になりやすいものです。
From FujiFilm |
例えば、大口径中望遠レンズかマクロレンズのどちらか一本した選べない場合、とても悩んでしまいそうです。
Olympus M. Zuiko Digital ED 45mm F1.8か、Olympus M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro。
45mmは値段の割に性能が高く、60mm Macroはインナーフォーカスでとても使いやすいです。
Zeiss Otus 85mm f/1.4 Apo Planar T* ZF.2 か、Zeiss Makro-Planar T* 100mm f/2 ZF.2。
孤高の性能。どちらを選ぶか。
AF-S NIKKOR 85mm F1.4か、AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G IF-ED。
Nikonの伝統マクロならぬマイクロレンズを選ぶか。
Fujinon XF 56mm F1.2 R APDか、Fujinon 60mm F2.4 XF Macro。
富士フイルムのフィルム技術を利用し綺麗なボケを得られるAPDレンズか、マクロレンズとしては早いAFを持つ60mm。
マクロレンズをポートレートに使う時、唯一の難点はマニュアルのフォーカス速度でしょうか。マクロレンズは精密にピントを合わせる用途から一回転分が短い距離になってしまいがちで、即ち長い距離のフォーカス移動はそれだけレンズを回さなければいけない事もあるかと思います。私は子供の撮影が多く、屋外ではじっとしてくれませんのでここが厳しいかもしれません。例えデジタルでも、この回転に相当する移動に対してのフォーカス移動距離はノンマクロのレンズと比べて遅いと思いますのでどのように作動するかによるかと思います。
※私が今最も欲しいレンズはLeica 60mm Elmarit Rなんですが・・・。少し冷静になる必要がありそうです。