デジカメウォッチで富士フイルムX-T1とX-T10の比較をしていました。なかなか面白いです。
From FujiFilm |
From Fujifilm |
何が違うのか。細かいところは色々異なりますが、人によって受け取り方が違うと思います。
富士フイルムのXシリーズはミラーレス一眼カメラで、単純に見たらX-T10はX-T1の廉価版です。
ではどこが同じでどこが違うのか。デジカメウォッチでは表がありますが、共通している点は以下の通りです:
・撮像素子サイズ: 23.6×15.6mm(APS-Cサイズ)
・有効画素数: 1,630万画素
・センサー&撮像プロセッサ: X-Trans CMOS IIセンサー&EXR Processor II
・最高感度: ISO51200
・AF方式: インテリジェントハイブリッドAF(TTLコントラストAF/位相差AF)
・液晶モニター可動: 上下チルト式
・フイルムシミュレーション
・動画: 1,920×1,080・60p
・Wi-Fi: 双方有り
こんなところでしょうか。
対して、異なる点は以下の通りです:
・ファインダー:
・X-T1: 0.5型有機EL、236万ドット、マルチモード・ビューファインダー
・X-T10: 0.39型有機EL、236万ドット
・ファインダー倍率:
・X-T1: 0.77倍相当
・X-T10: 0.62倍相当
・液晶モニター:
・X-T1: 3.0型、104万ドット
・X-T10: 3.0型、92万ドット
・連写性能:
・X-T1: 8コマ/秒、47コマ
・X-T10: 8コマ/秒、8コマ
・サイズ、幅×高さ×奥行き(mm)
・X-T1: 129.0×89.8×46.7
・X-T10: 118.4×82.8×40.8
・質量(g):
・X-T1: 440
・X-T10: 381
細かいところでは、X-T10は内蔵ストロボがあって、X-T1は防塵&防滴です。あ、後X-T1はグラファイトモデルがあります。
私が気になるところの総括だと、X-T1はマルチモード・ビューファインダーや0.5型、0.77倍相当などファインダーが良く、X-T10は小振りでコンパクトでAFが同等な点です。AFとセンサーが同じもしくは同等であれば、撮影できる画は同じという事になります。では、違いはと言うと、写真を撮るプロセス、つまりファインダーを覗いた時の使用感になります。また、この「使用感」の定義が難しく、「見やすい」だけではなく、「写欲が上がる」などといった気分に左右されるものもあるので難しいです。
X-T10のファインダーで十分と感じたらX-T10、X-T1のファインダーを唯一無二と感じたらX-T1でしょうが、恐らくはその間に感じるんでしょうね。