iPad Air 2を使い始めてから半年以上が経ちました。
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さて、最新のiPadは常用機器なのか、高級な文鎮となったのか。検証してみたいと思います。
デザインは、洗練されていて今でも色褪せていません。ただし、故スティーブ・ジョブズが言っていたように、デザインとは機能も指します。そう考えると、このiPad Air 2の軽さもデザインと考えらえます。この軽さを達成するために様々なテクノロジーを開発したのです。持ち運びだけではなく、使う時に手持ちで軽いことで、わざわざラップトップを立ち上げずにちょっとした事をiPadでやろう、と思わせるのです。iPad miniは持っていませんが、Air 2との軽さの差よりもディスプレィの差の方が大きいような気がします。大きなディスプレィでもポータビリティを損なわない、良いデザインです。
ディスプレィが大きく改善され、反射防止の機能で全体的に薄くなっており、アンチグレアも施されているそうです。iPhone 5s辺りから、LCD上のピクセルがガラス表面に乗っているかのように見えます。初代iPadではまだまだ「ガラスの下にピクセルが見える」感じでしたが、iPad Air 2ではこのアンチグレアと薄さからか、シャープに見えます。非常に違和感なく使用できます。
性能は全く問題がありません。アプリが落ちることがありません。Safariで立ち上げられるタブ数も多く、複数のアプリを行き来してもそれぞれの状態を維持してくれます。惜しむらくは、多くのアプリは過去のハードウェアにも対応させないといけないので、iPad Air 2のA8XのCPUを遺憾なく発揮できるアプリは存在しないと思います。
バッテリーはカタログ上は10時間を維持してて、このバッテリー時間を守りつつ薄さやCPU性能のバランスを取っています。初代iPadと比べて通常の使用量で少し短いかな、と感じる程度です。それでも私の使い方では飛行機の太平洋横断は持ちます。普通に使用してて、それ程意識せず定期的に充電するので十分です。数値上の性能云々よりも、使用しながら意識せず使えるのが大きいです。あえて初代iPadと比較して劣っているところを挙げると、スリープモードでのバッテリー時間、つまり待機時間は確実に短くなっています。初代は待機時間が一ヶ月とありましたがAir 2はそこまで持たないと感じています。
Touch IDが最も注目していたテクノロジーですが、よくぞiPadに付けてくれました。これに慣れてしまうと全てのボタンで同じように指紋認証を待ってしまいます。私は両親指を登録しています。そしてこのテクノロジーも使っていくうちに、使っていることを忘れてしまい、完全に溶け込んでいます。
iPad Air 2のカメラ機能がかなり向上しており、TimeLapseやSloMotionなどはあまり使っていないものの、写真は撮っています。撮れる写真そのものには不満はありませんが、手持ちカメラとしての使い勝手は残念ながら低いです。
よく使うソフト、アプリはあります。RSS閲覧アプリ、ブログアプリ、数種のゲーム、写真レタッチアプリ、メモノートアプリなど色々使っていますが、一番使っているのがSafariです。今の時代、多くのサービスがウェブを介して使えます。そしてiPad Air 2になって、CPUとRAMの向上でウェブのみでも使えるサービスが増えました。
総括すると、iPadは高性能になって本当に使い勝手が良くなりました。このiPadを買う時、ノートパソコンと迷いましたがこちら大正解です。ちょっとした作業に使うに最適のデバイスです。ほぼ毎日使っていますが、信頼できるデバイスです。