またひとつ(というかふたつみっつ)のフィルムカメラが生産終了になりました。
Voigtländerのレンジファインダーカメラのマニュアル機のR2M、R3M、R4Mが生産終了になりました。AE付きのR2A、R3A、R4Aは既に生産終了していましたが、これで全てのCosinaのレンジファインダーカメラが全て生産終了になりました。
これらのカメラの違いは、Aはそれぞれシャッタースピードが絞りによって適正露出を自動的に調整してくれる絞り優先機、Mは絞りもシャッターもマニュアル操作です。数字は2、3、4ですが、レンジファインダーの倍率です。R2A/Mは近年のLeicaと同じおよそ0.7倍で、35mmレンズが使いやすい倍率です。R3A/Mは倍率が1.0倍で、両目を開けて片目でファインダーを覗いても左右で変わらない倍率で、50mmレンズに最適です。R4A/Mは最も広角の0.52倍で、ライカにすらない倍率です。21mmレンズのフレームを内蔵しているため、外付けファインダー無しで21mmレンズを使えるというキワモノです。前人未到の広角専用レンジファインダーカメラです。こうなってはプアマンズライカと呼べなくなり、唯一無二のカメラになるわけです。
私は広角はあまり使えないので買っていませんが、広角を多用しているレンジファインダーカメラ好き方は買っている人が多いはずです。R4Aを買えばAEですからバシャバシャ撮れます。生産終了になっては時既に遅しとは言え、在庫を探せばまだ買えるかもしれませんね。