実際の発売は来年になりそうですが、Carl ZeissのOtus 1.4/28が発表されました。対応はキヤノン及びニコンの一眼レフのマウントです。
Otusは最高の性能を達成するために、16枚13群の構成を要し、Zeissのマイクロコントラストや3D効果が発揮できるレンズみたいです。
他の特徴としては、諸収差を補正する非球面レンズ、軸上の色収差を補正する異常部分分散性の特殊ガラス製レンズ、ピント合わせの際に性能が落ちない「Floating Elements」設計等、贅を尽くした設計です。
ツァイスの膨大なノウハウを惜しみなく投入したOtusシリーズではすべての焦点距離がそうであるように、このOtus 1.4/28においても並ぶもののない比類なきレンズです。
ZEISS Otus 1.4/28で中判写真に匹敵する品質と描写力を体験してください。このレンズは昼夜を問わず近距離も遠景も静物も風景も、あらゆる撮影環境であなたの期待と予想を上回る鮮鋭度と解像力を見せることでしょう。
これはまさに世界最高の広角レンズなのです。
Otus 1.4/28には、あらゆる収差を除いた光学補正がなされています、何千回撮影した後でも撮影時の興奮は、最初の撮影時と同じで冷めることがありません。
標準レンズのOtus 1.4/55mm、中望遠のOtus 1.4/85で、通常の撮影で必要な画角が揃っていると思います。追加するならば、100~120mm辺りのF2のMakroレンズなんかでしょうか。21mm等の超広角ではOtus水準の達成は難しいと私は思います。
いずれにしましても、この広角Otus 1.4/28、他のOtusと同様に高いコントラスト、周辺まで高い描写、色収差の低減などに加え、ディストーション量が見ものです。Otusを謳うからには、限りなくゼロに近いはずですが、スペックではなく写真上でどう感じるかがポイントかと思います。