Photokinaの直前に、富士フィルムから面白い製品が発売されました。
以前から、一番興味のある、XF56mm F1.2のAPD(アポダイゼーション・フィルター)レンズと、X-T1のグラファイトモデルです。
From: Fujifilm
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どちらも既存品をちょっと変えたものなので、とてもおもしろいです。極端に言えば、わざわざ発売しなくても良いものだったかもしれないのに、両方共従来品より魅力的に見えてしまいます。
XF 56mm F1.2 R APDは、元々性能が高いレンズにアポダイゼーション・フィルターという、中望遠のポートレイト撮影にマッチした機能が追加されました。ピントの合っていない被写体の輪郭をボケさせる事でより写真に立体感が出ます。
昔のミノルタのαレンズの135mmF2.8[T4.5]STFもこの機能が付いていて、当時のミノルタユーザーがうらやましかったものです。
これをグラファイトのX-T1に付けたら、他の方が持っている従来の組み合わせと比べ、見た目がグラファイトで渋く、撮影できる画像は最新のテクノロジーでより自然なボケが可能と、密かに優越感に浸れること間違いなしです。