iPhone XRが発表されました。
iPhone Xの廉価版のようで、実はそうでもないモデルです。
実は、私はiPhone XR(アイフォン・テン・アール)はもっと廉価版になるかと思っていました。
例えば、A12ではなくA11のCPU/GPUとか。
例えば、広角カメラのスペックが少し低いとか。
例えば、Face ID用のセンサー類が去年のiPhone Xと同じとか。
昔のiPhone 5Cの時は、5Sと同時発売ながらも前年のiPhone 5と同じ中身でした。
・・・でも、実際は全てフラグシップモデルのiPhone XSと同じです。違うのはスクリーンがOLEDではなくLCDである事、カメラがひとつのみである事、3D Touchがない事くらいです(もちろん、色もありますが)。LCDにする事で、ベゼルが少し大きくなっています。LCDはバックライトが必要なためです。3D Touchで気になるのは、『X』を冠するモデルでジェスチャーが異なってしまう点ですかね。
実は一点、XRが他のXモデルよりも勝るところがあります。バッテリーがより長持ちなのです。そう、iPhone XS MAXよりも。インターネットブラウジングに関しては、XS=12時間、XS Max=13時間、XR=15時間です。スペック的には埋もれているので、それを理由にXRを買う方は少ないでしょう。AppleとしてもXRのバッテリーを大体的に宣伝すると、より利益の出るフラグシップモデルの売上や利益が落ちるので宣伝しないのでしょう。
後は、ネーミングですが・・・やっぱり『エックス・アール』となってしまいませんかね。ローマ数字とアルファベットよりアルファベットとアルファベットとして読んでしまいます・・・ブツブツ。
以前の5Cの『C』は『Colour=カラー』だったかと思うのですが、XRはXCでも面白かったと思う反面、5Cは性能的には前年モデルと同等だったので、今回のXRは性能的に同年モデルと同等なのでその汚名(?)を引きずるたくなかったのかもしれません。
『R』自体に何か意味が込められているのかと考えてみましたが、あまり思い浮かびませんでした。
XSが『Super』ならXRは『Regular』?
XSが『Super Retina』ならXRは『Retina』?
でも、XRの『R』はXSの『S』よりアルファベットでひとつ前の文字です。そういう意味では、『XRはXSのひとつ前、でも数字の違いよりも小さいのだよ』と言われているようです。深読みしすぎかもしれませんが。
iPhone XRの色は良いですね。白・黒は良いですし、赤も良いです。
販売戦略的には、iPhone XRはiPhone 8に流れさせないためのモデルですかね。iPhone XRは廉価版というイメージを出しながらも実際の性能は廉価版ではなく、価格的にもそれ程安くはないモデルです。
来年の2019年は、
- 最新モデルのiPhone XS及びXS Maxの後継機
- iPhone X及びXS Max(少しお求めやすくなりました)
- iPhone XR後継機
- iPhone 8及び8 Plus(更にお求めやすくなりました)
となるのが私の予想ラインナップです。
ひとつ残念なのはiPhone SEに相当するiPhoneがなくなった事でしょうか。
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