新時代のミラーレスシステムカメラ、Leica SL。

Leicaの新しいカメラ、Leica SLが発表されました。Leica HPには特設ページもありますね。


往年のLeica Rレンズにも対応できる、ミラーレスカメラです。SonyのA7シリーズと様子が似ているのはご愛嬌なのか、金型を共有しているからなのか・・・。

価格はボディが税別92万円前後、同時発売の標準ズームレンズが税別62万円前後の見込みだそうですが、ボディとレンズを揃えたら既に150万円超えです。
「SL」の名称は1960年代後半のLeica社初のフィルム一眼レフカメラ「ライカフレックスSL」なのでしょうか。どう考えても連想してしまいます。

Leica SL-System – Fast. Direct. No detour. (Official product film) from Leica Camera on Vimeo.


マウント名はLマウントなのですが、これは最初期のスクリューマウントと同じ名前なのでやめて欲しかったです。1930~1960年代のレンズの話をする時に「昔のLマウント」と言わなくてはいけないではありませんか。なお、Leica TのマウントはTマウントで、レンズがTレンズとなるそうです。どうせならTLマウントとSLマウントにして欲しかったです。
ファインダーを通しての見えを大事にするLeica社ですから、EVFには期待したいところです。EVFは0.66型440万ドットで「EyeResファインダー」と名称があります。
ただし、レンズが大きいです。恐ろしい程です。やはりライカ判の大きさに対応し、Leicaが自信を持って販売できるレンズにするにはサイズは犠牲になってしまうのでしょうか。レンズの性能、レンズのサイズ、レンズの価格のいずれかひとつを犠牲にしないといけないレンズ設計のサガです。

レンズは24–90 mm f/2.8–4.0、90–280mm f/2.8–4、50mm f/1.4が発売されるそうです。開発中のレンズは35mm f/1.4 Summiluxと50mm f/1 Noctiluxだそうですが、いったいどれだけの大きさと価格になることやら・・・。
Leica Sとの価格差によっては、立ち位置が不明確になる恐れもあるのではないでしょうか・・・。

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