藤子・F・不二雄氏のカメラ。

息子テルと藤子・F・不二雄ミュージアムに行きましたが、なかなか面白い内容でした。初期の作品の原画や、最も有名なドラえもんの原画やオブジェなど、多くの展示がありましたが、藤子・F・不二雄その人の人物像も紹介していました。仕事場の再現や、愛用のペン、そしてインキ(私と同じ)、鉛筆や鉛筆削りも興味深かったです。
中でも、藤子・F・不二雄先生の使用していたカメラの展示があり、駆け出しの頃はアサヒペンタックス系シリーズのスクリューマウント一眼レフカメラで、私も持っている55mm F1.8が付いていました。また、時代が進むにつれて、旅やお子さんの写真を撮っていたカメラはMinolta Hi-Matic Fでした。

Minolta Hi-Matic

当時は良いレンズに携帯性の良い小型のフィルムカメラがたくさんあり、CanonやYashica、Agfaなどもありましたが、このMinolta Hi-Maticも良いカメラだと思います。今で言えば、レンズ固定式の富士フィルムX-100T等のX-100系、少し見方を変えてファミリーカメラと考えればコンパクトカメラ(Sony RX100系統等)やスマートフォンのカメラとも考えられそうです。このカメラで作品に活かせる旅や取材の写真がどれだけ撮られたのか、とちょっと考えてしまいました。
私が子供だった当時の世代はもちろん、少し前の世代から現代の子供達まで、愛して読まれている藤子・F・不二雄先生の作品達。それらの作品を創造した方の着眼点で撮られた写真は、見てみたいものです。

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