Carl Zeissの新しい交換レンズシリーズ「Batis」が発売されました。
DistagonタイプのBatis 2/25と、SonnarタイプのBatis 1.8/85です。
何とも良い焦点距離の選択です。
25mmレンズは現代版の広角レンズで、一昔前の28mmレンズの立ち位置です。コンパクトカメラのほとんどが、24~25mmを広角端にしています。
85mmレンズはポートレートレンズの中望遠レンズですが、現代版の50mmレンズとも言えます。確かにストリートスナップには少し焦点距離が長めですが、見ず知らずの方に近づくと良い印象を与えませんので、少し遠くからの人物スナップ等にも使用できます。
これでCarl Zeissにはたくさんのラインナップが揃いました。
・ZMシリーズ:ライカマウントのMFレンズ。15mm~85mm。
・一眼レフMFシリーズ:Distagon、Planar等のクラシックMFレンズ。15mm~135mm。
・超高性能一眼レフMFレンズ:Otus。中判に匹敵するMFレンズ。55mm、85mm。
・ZA用レンズ
・Touit:富士フイルム及びSonyEマウント用 APS-C AFレンズ、12mm、32mm、50mm。
・Loxia:SonyEマウント用MFレンズ ライカ判(フルサイズ)、35mm、50mm。
・Batis:SonyEマウント用AFレンズ ライカ判(フルサイズ)、25mm、85mm。
こうやって眺めると、今回のBatisがSonyEマウント用の ライカ判(フルサイズ)レンズとして、良い焦点距離を選んだ事がわかります。ただし、MFとAFが混在している事が少し奇妙でしょうか。
LoxiaがMFならではの高性能として位置付けされ、Batisの35~50mm近傍の焦点距離が発売されるのか、
もしくは(難しいですが)LoxiaがAF化されるのか、少し興味があります。