店頭で触っただけなのでレビューではありませんが、OlympusのPEN-Fを触ってきました。
なかなかコンパクトにまとまっていて、とてもしっかりとした質感のあるカメラです。
持っていたら触るのが楽しいと思います。シボ加工された合成革がなかなか良いです。そのままでもグリップ性も良いのですが、別途グリップを付けて軽快に撮影するのも楽しいと思います。
ダイヤルもしっかりしていて、電源ボタンがフィルムのOM-1の露出計のスイッチと同様のデザインなのがどうも心にぐっと来ました。
当初はバリアングルモニターの可動域に眼が行ったのですが、これが想像以上に使いやすく、やはり楽しそうです。更に、裏面にも革張りを採用していていい質感なのですが、このバリアングルモニターを蓋にして、液晶画面が見えないようにして撮影するのもいいかと思います。写真を撮ってすぐモニターを見て確認するようでは軽快な撮影とは言えません。ストリートスナップやCandid Photoを考えると、モニターで結果をあまり見ずに撮影を進める事でいいリズムができると思います。
レンズは間違いなく12mm/F2もしくは17mmF1.8で決まりです。あまり焦点距離の長い望遠レンズやズームレンズは似合いません(あくまで主観)。F1.2のレンズシリーズが噂されていますが、大き過ぎるレンズはこのカメラに似合いません。
欲しい、欲しくないで言えば間違いなく欲しいのですが、私としてはシステムとして投資するに値するかどうかまで考えています。センサーサイズも4/3でちょうどいいので問題は今後のレンズラインナップです。私の使用用途ではもはやセンサーサイズで画質を問う事はなくなりました。トータル使用環境とか、単に「好き」というだけで判断できる嬉しい時代です。