Appleのアプリの会費制度について。

AppleのiOS及びMacOSXのアプリが会員制が全体に渡って認められたそうです。
以前は会費制のアプリはニュースや動画の購読という形でしか存在しませんでした。その会費制が全アプリ対象となって、デベロッパが定期的な収入が得られる、という仕組みです。ゲームもお絵かきアプリも、音楽制作アプリも。尚、一年以上会費については今までの70/30(30%がAppleの取り分)売上分割が85/15となるそうです。
これは大きな改革だと思います。クォリティの高いアプリは開発に時間とお金がかかりますが、その収入を得るために雑誌の定期購読と同じようにアプリの使用料を定期的に払う、というものです。

プロクラスのソフトウェアについては、昔は高いお金を払うものでした。しかしある意味、一度払っただけで、その後のソフトウェアのメンテナンス費やアップデートも事実上無料で使い続けるのもどうかと思います。今の時代はAdobeやMicrosoftをはじめ、年に何円などという支払い方法が出てきました。いわゆるスタンドアローンアプリではなく、SaaS(Software as a Service ソフトウェア・アズ・ア・サービス)となります。箱でインストールのフロッピーやCDではなく、アプリが全てダウンロードとなった今では、月や年の使用料が適切です。
また、このシステムで無料体験版というのが用意になります。一ヶ月の無料体験、という設定が容易に設けられるからです。そして気に入ったら購入(購読)する。デベロッパ側も定期的にお金が入ることで、開発を続けられ、アップデートも行われるわけです。プロ系のソフトウェアの多くはこの会費制になるかと思います。
結局のところ、お金を払わない人は高い額を一度であろうが、比較的安い額を定期的であろうが、払いたくないものです。でもアプリの利用価値が高いものには、少数であろうがその人達は対価を感じて払うものです。

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