このRamieという素材、日本では古くから使われており、苧麻（ちょま）と呼ばれるそうです。麻と共に、夏向けの素材です。
ヨーロッパではリネン（亜麻）があり、アジアではラミー（苧麻）があったそうです。日本はアジアなので、湿度の高い季節になるとリネンもいいですが、このラミーも試してみたくなりました。
現代ではリネンの方がポピュラーですが、加工がしやすいからなんですね。時間がかかればお金がかかるので、ラミーが廃れるのもうなずけます。
ラミーはチクチクするらしいので素材として敬遠されがちでしたが、このシャツは滑らかで着心地はむしろリネンよりいいくらいです。風通しがよく、リネンと同じく水分を吸った後にコットンのようなベタつき感はありません。着ていてサラリとした感じです。
リネンは夏の素材ではありますが、実は意外と温かく、厚い素材だと涼しい時期にも着られます。リネンの繊維は空気が空いているのでこの空気が魔法瓶効果で温めてくれる効果もあるそうです。対して、ラミーは繊維が太く芯まで素材が詰まっており、熱を逃してくれる構造になっています。涼しい日にこのシャツを着たら少し寒いくらいでした。それ程の冷却効果があります。
色は大好きなネイビー、ラミー独特の光沢感もリネンと違います。しかも２枚買いました。夏に向けて活躍して欲しいです。
