Leica Q Monochromが発売されました。

写真・カメラ・レンズ

初代Leica Qが発表された時は衝撃でした。センサーにマッチングされた素晴らしいレンズに取り回しの良いボディ。28mmを使い慣れた私も使いやすいカメラで、何よりライカです。GRの取り回しがとても快適だったのと、やはり価格面で躊躇していました。でもたまに見かけると羨ましいものでした。
そして、Leica Q2で画素数がおよそ倍の4730万画素のモデルが発売されました。この時はその意味が理解できていませんでした。私はいたずらに画素数を追いかけている訳ではないので、Q2が発売されてもまだ初代Qに興味を持っていました。
そこに今回のQ2のモノクローム版です。
Leica Q Monochrom
この佇まいがとてもカッコいいのです。黒っぽいその外観が中身を連想させます。
何よりファインダーが綺麗なので大好きです。数値やスペックシートに出ない、ファインダー光学系にも贅を尽くした仕様なんです。
そしてデジタルズーム。レンズは28mmのSummiluxレンズですが、固定レンズながらもズームができるのです。35mmレンズで3000万画素、50mmレンズで1470万画素、そして75mmレンズで660万画素の写真が撮れるのです。レンズもマクロが可能なので驚きです。このデジタルズームに画素の無駄を感じましたが、それは間違いでした。画素を捨てても、レンズが素晴らしいので、下手な2400万画素センサーとそこそこのレンズよりも、Q2で撮った600万画素の方が解像している時があるのだそうです。
そして、それはモノクロになれば、1画素につき1ピクセルなので、尚解像度を維持しているのではないかと思うのです。私など、Leica Q2を買って7割方50mmの画角で撮ってしまいそうです。
画素を捨てているのを勿体無いと考えるのではなく、超高画素のセンサーと完璧にマッチングされた超高性能のレンズによって画像の劣化が生じないデジタルズームを得ることができると考えるべきではないかと考えるこの頃です。

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