先日、テルが傘で遊んでいました。傘の取っ手を指に乗せて、バランスを取っていたのです。
私が
「それ、やじろべえみたいだね」
と言ったところ、
テルが
「やじろべえ?」
的な返事をしたので、やじろべえから説明しなくてはなりませんでした。しかし、見たこともないものを説明するのは難しく・・・。ひとまずやじろべえとは指の上に乗せるとゆらゆらと揺れながらバランスをとるおもちゃと説明しました。
そもそも、やじろべえの原理は子供に説明するのが難しいです。やじろべえは何故倒れずに安定するのかというと、バランスを取る支点の位置が重心の位置よりも低くく、それによって傾きが生じても支点を軸に元に戻るからです。もちろんそんなこと言ってもテルは理解できません。
それで即席手作りやじろべえを作りました。
楊枝と竹ひごと消しゴムで作りました。本当はどんぐりを使いたかったのですが、季節のためあまり落ちていなく断念しました。
三つにカットした消しゴムに、そのうちのひとつに楊枝と竹ひごを刺しました。更に竹ひごの先に残りの消しゴムを斜めに刺します。写真のように、楊枝や竹ひごの刺し方によって色々なバランスの取り方をします。こうやって調整や好きなように手を加えられるところが手作りの面白さです。
やじろべえのみならず、私が子供の頃は色々とおもちゃを作ったものです。(買ってもらったおもちゃはたくさんありましたが・・・)
竹とんぼ、輪ゴムを飛ばす割り箸鉄砲、折り紙のとんとん相撲、新聞紙のかぶと、ダンボール工作全般、牛乳パックのパッチンカエル、ビニール袋のパラシュート、紙コップで糸電話、万華鏡等作ったものです。
今回はやじろべえを作ってみましたが、材料や作り方についてテルと一緒に考え、実際にできたものをテルが喜んで遊んでくれているので、とても良い共同作業となりました。
さて、次は何を作ろう。