テルが何やら熱心にロケットを作っておりました。牛乳箱に羽を付け、風船を付けて飛ばそうとしていましたが微動だにせず。
軽くするためにロケットの部分を折り紙やコップ変えて試みましたが、イマイチうまくいかず。
夏休みにおじいちゃん(1960年代のロケットブームを知っている)にアドバイスを聞いたり、色々と努力をしていました。
夏休み後半の名古屋科学博物館のミュージアムショップや本屋でロケット実験の教材を見かけた時には、躊躇せず買ってあげました。
本人の興味があるところは全面的に応援する、というスタンスです。
このペットボトルロケットの原理は、与えられた圧力を噴射して飛ぶものです。水を入れ、自転車の空気入れで空気を入れて圧力を高めます。
実験の順番は以下の通りです:
1)ペットボトルに空気を入れる。空気の量を調節して、違いを観察する。
空気量を変えると、空気が多く圧力が高い状態の方が遠くに飛びます。しかし、空気だけではなかなか遠くに飛びません。
2)ペットボトルに水を入れる。水の量を調節して、噴射量の違いを観察する。
水の噴射による推力は、空気より重いのでより遠く、速く飛びます。水の量が多い程遠くに飛びますが、あまり水を入れ過ぎると重くなって飛ばなくなります。
3)ペットボトルに羽を付ける。羽がない時との違いを観察する。
ロケットのスピードが上がると、それに伴って空気抵抗の影響を受けます。その空気抵抗を和らげるために、ロケットに若干折れた羽を付けて、キリモミ的に回転するようにします。低減された空気抵抗でより遠くに飛びます。
実験は大成功、夏休みの間に何回か飛ばしました。ロケットが飛ぶ原理を、流体力学の基礎式であるベルヌーイの式を用いずに息子に説明するのが難しい・・・。