新しいiMacが発表されました。久々の欲しいデスクトップです。特筆すべきは21.5inch型のiMacにRetinaディスプレイモデルが追加された事です。
なかなか我が家では27inchのデスクトップパソコンは必要ないので、21.5inchくらいがちょうどいいのではないかな、とは思います。
21.5-inchで4Kのディスプレイでは4096×2304ピクセルの解像度で、かなりのピクセル数です。しかし、ピクセル数の増加よりも、sRGBから25%程色空間の広いP3ベースの色の方が目を引きそうです。つまり、デジタルカメラなどの写真で今までのsRGBディスプレイでは表示できなかった色が表示できるわけです。
ただし、ハードドライブはちょっと残念です。オンボードのグラフィックチップに関してはまだ差異は感じにくいと思いますが、ベースモデルの1TBの5400rpmでは、せっかくの性能を発揮できないと思います。
iPhoneやiPadの売り上げや利益を考えると、iMacはおろか、ノートパソコンを含む全てのMacでもごく一部の割り合いに過ぎません。しかし、iMacやMac Proは誰のためにあるのか。他でもない、Appleの技術者がOSやソフトウェアの開発をするのに必要なのだと思います。
また、全てのAppleのデバイスは、結局大なり小なりパソコンです。それぞれ役割があって、それが使えるものかどうか判断するのはユーザーです。例えば、Apple WatchはiPhoneを取り出さなくてもよいためにあるデバイスです。iPhoneは、iPadとかでなくともできる作業をやるためのデバイスであると考えらます。iPadはノートパソコンを必要としないレベルの作業のためやキーボードとマウスが必要ない作業のためのものとも考えられます。ノートパソコンはデスクトップを必要としない高いパフォーマンスがありながら、ポータビリティという利点があります。では、デスクトップの役割とは、と考えた時に、これら全てのデバイスの基準となるよう、ノートパソコンではできない事、デスクトップを使わなくてはならない作業のための高いパフォーマンスです。こんな理由から、Macが無くなる事は当分無いかと考えられますね。