富士フィルムのX−T2が発表されたので、少し前に発売された、X-Pro2と比べたら面白いと思いました。
以前、X-Pro2が発売されたばかりの頃に、X-T2の仕様を想像しました。その時書いたのが、下記になります。
X-Pro2の新機能をざっと羅列すると以下の通りです。
・1/8000秒メカニカルシャッター
・2400万画素センサー
・像面位相差素子AF、拡大したエリア
・「ACROS」フィルムシミュレーションモード、X-Processor Pro
・デュアルSDカードスロット
これらの機能が全てX-T2に搭載されるだけで、かなりのアップデートになるかと思います。富士フィルムは機種ごとのアップグレードのペースがそれ程頻繁ではないので、X-T2のアップデートになる時期には更に新しい機能が追加されている可能性もあります。
では、実際はどうだったかと言うと、全てX-T2の新機能となったので、想像通りです。やはり、私にとってはACROSのフィルムシミュレーションの追加が大きいです。
逆に、X-T2とX-Pro2の異なる仕様は以下の通りです:
・X-T2は4Kビデオ、X-Pro2はHDビデオ
・X-T2は325のAF点、X-Pro2は273のAF点
・X-T2はEVF、X-Pro2はハイブリッドVF
くらいでしょうか。
違いを考えると、X-Pro2が静止画向きだとすると、X-T2は動画も対応できるものかもしれませんね。撮影のスタイルも少し異なり、スナップ的な使い方のX-Pro2と、じっくり撮るX-T2。望遠レンズの使い勝手が良さそうなX-T2と、標準レンズが似合うX-Pro2。
しかし、佇まいが異なるとは言え、両方とも紛れもなく富士フイルムのフラグシップ機です。更に、撮影スタイルが異なっていそうでも、レンズマウントが同じなのでどちらのカメラでもXシリーズの全てのレンズを使えます。フィルム時代のレンジファインダーと一眼レフのレンズは共有できなかったので、それを考えると凄い事です。
※7/13追記:X-T2とX-Pro2の仕様の異なる部分