Macbook Airの返り咲き。

Macbook AirとMacbook Proが更新されました。


Retinaディスプレイでありながら、True Toneを加え、更には価格を安く設定しました。過去の非RetinaディスプレイのMacbook Airはラインナップから無くなり、これで最も安価なMacbookになりました。
同時に、かつての廉価版Macbook ProのTouchbar無しのモデルが更新されました。CPUがアップグレードされ、True Toneが加わり、T2のセキュリティチップが組み込まれました。そして、Touch BarとTouch IDが加わったので、廉価版の『Touch Bar無し』と言うので識別できなくなりました。
でもこの2種の更新の裏に、無くなったラインナップが一つ。一番小さく薄い、12インチのMacbookが製品ラインナップから消えました。
少しさみしいですが、Macbook 12インチがなくなり、Macbookのラインナップが奇麗になりました。

これで非Retinaディスプレイの製品は廉価版の21インチiMacだけとなりました。
ひとまずMacbookのラインナップですが、とてもスッキリしました。Macbook Airと、Macbook Proの2サイズ。シンプルです。一番安いモデルは$999から$1099となりましたが、これはインフレと考えていいでしょう。後は最も小さいMacbookが13インチである事ですね。
最安値こそ上がっていますが、特筆すべきはSSDのアップグレードです。飛躍的に安価になっています。
例えば、512MBのSSD搭載のMacbook Proの4TBへのSSDアップグレードは今まで$2800でしたが、今は半額の$1,400です。これがiMac、iMac Pro、Mac mini、Macbook Airに至るまで同じです。
今は1TBのSSDのアップグレードは$600ですので、1TBのSSDにアップグレードするか、の1TB PCIe SSDを1~2万円で買うか、バソコンの生活スタイルで決めていいでしょう。
本当は、128GBのMacbook Airを買って、後程1TBにアップグレードできたら嬉しいのですが、最近のアップグレードは全部BTOで初期設定として決まっていますね。更に、RAMを追加できたらいいのにな、と思います。Appleの短期的な利益にはならないでしょうけど、お財布には優しいですよね。買い替えのサイクルが長くなれば環境にもいいんですよ、Appleさん。

MacBook Airが復活した理由

かつて、Macbook Airは生きた化石のように『最安価のMacbook』としての位置付けだけのための存在でした。非Retinaディスプレイ、USB-Aを備え、全くと言っていいほどアップデートをされないMacbookでした。
ところが去年、Macbook Airのアップデートは期待を裏切らないものでした。それどころか、Macbook Airと性能比較ができる機種を蹴散らしてしまいました。
愛されたMacbook Airの代替え機が確立しなかったのが大きいと感じました。
Touch Bar無しの13インチのMacbook Proも飛躍的に売れませんでした。Touch Bar有りとのモデルと見た目での大きな差がなかったからです。識別も可哀想に、無い機能(Touch Bar無し、Thunderboltポートが二つだけ)が取り上げられる事に。名前と筐体こそProと同じですが、あまりにもProシリーズとかけ離れています。性能はAirとトントンです。
このTouch Bar無しのMacbook Proがなくなったことで、Macbook Proのラインナップがとてもクリアです。性能も同等で全て4コアです。
12インチのMacbookがAirの次世代モデルに見えましたが、如何せんそこまでのミニマリズムと価格帯で流行りませんでした。この小ささがとても良くも感じましたが、Airより高いと中々売れないでしょう。$1000未満にできなかった事が敗因のような気がします。事実、私も買う時にはMacbookとMacbook Proで悩みましたが、当時のモバイル用のIntelチップと価格の折り合いがどうしても自分の中で付けられず、結局Macbook ProのTouch Bar無しにしました。ポートが一つだけ、と言うのも大きかったです。チャージも兼ねるので、一つだとアダプターを使わなければいけないのが目に見えているんですよね。しかも知られているかどうかわかりませんが、そのポートはThunderboltポートではなくUSB-Cポートだったんですよね・・・。
今ノートブックを買う事になったら迷わずMacbook Airを買っています。根拠はありませんが、Macbookの販売時には非RetinaディスプレイのMacbook Airが売れ続けていたんじゃないでしょうか。推測ですが。それほど大衆にこのMacbookは魅力がなかったと言う事です。
なので、今まで通りの定番だった、Macbook Airが再び安価なMacbookと返り咲いたわけです。ポートが二つあり、しかもThunderboltのポートです。ブランディングという点では、横から見た時のティアドロップ型が目を引きます。慣れ親しんだ形とも言えます。サイズにしても丁度良いです。ディスプレイのサイズこそ13インチですが、ベゼルが小さく取られているため、旧Macbook Airの11インチモデルに相当する大きさです。

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