玲瓏(REIROAL)35/1.4のレンズ。

MapCamera × MS-Opticalのレンズ、玲瓏(REIROAL)35mm F1.4のレンズの予約が開始されました。

reiroal 35/1.4

MS-Opticalの宮﨑貞安氏の製作による、レンズ。マウントはライカMマウントです。

レンズのイメージはLeicaの銘玉Summilux 35mm F1.4の1stモデルをベースにしているそうです。宮崎さんのレンズらしく、大口径レンズながらとても小さく軽そうです。大口径ならではの開放で大きなボケと、絞りを変化する事で特性が変わる昔のレンズの光学設計がベースになっているそうです。
写真を見ると、ローレットやピントレバーの形状が心をくすぐります。フードの形もカッコいいです。フードのスリットはレンジファインダーならではで、ファインダーから見た時にフードの一部を通して見ることができるようにあります。
REIROALの名称の由来:

1920年代前半に制作された宮沢賢治の詩集「春と修羅」に「青森挽歌」という詩があり、その一篇に『玲瓏(れいろう)レンズ』という言葉が登場します。
『玲瓏』には「玉が透きとおるように美しいさま、玉のように輝くさま」という意味があり、高い技術力をもつ日本の職人である宮﨑氏の和のイメージと重ね合わせ、マップカメラスタッフが考えました。

宮﨑氏のコメント:

現代の大口径広角レンズは、レトロフォーカス化と非球面レンズの採用により、高性能化し、そして大型化しています。しかしそれは一方で、絞りによる像質の変化に乏しいレンズになっているのではないでしょうか?
今回のレンズは「残留収差こそレンズの味、その収差をいかに美しく整えるか」という点に重きを置いて、設計の大半を手動に切り替えて作成にあたりました。
4群6枚のシンプルな構成と、全8面マルチコートによって産み出される、被写体の生の色表現をお楽しみください。

私はSonnetar 1.1/50を持っていますが、本当に気に入っているレンズです。この1.4/35も同じくらい、特徴のある面白いレンズとなるでしょうね。

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