AppleのMacBook(2015)は未来のノートブックパソコンを表していると思います。
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2008年のMacBook Airがそうだったように、このMacbookも同じようにCPUのパワーが低く、比較的高価な機種です。
当初のMacbook Airは23万円で普通のHDDが内蔵されおり、SSDモデルは32万円でした。そのストレージ容量も少なく、かつUSBポートがひとつしかなく、光学ドライブを廃したのも大きな変更点だったと記憶しています。そして、比較的バッテリーがもたなかったと思います。今では光学ドライブがないノートパソコンも珍しくないですし、私なんか個人的にまだまだDVDなどの教材はありそうなので、外部ドライブは必要ですが、常に必要なわけではないです。SSDも標準化していると思います。更にバッテリーも向上しており当時よりも飛躍的に駆動時間が長くなっています。
このMacBookもいくつかの新技術があり、代表的なものを挙げると、
・バタフライ構造のキーボード
・完全にファンレス
・感圧タッチトラックパッド
・積層型バッテリー
・ポートがUSB-Cに集約、電源もUSB-Cから引く
などでしょうか。
CPUはBroadwellですのでi5とi7と比較して遅いですが、その消費電力の低さで完全にファンレスにできたと思います。
新技術ではありませんが、Retinaディスプレイを有しています。Retinaディスプレイは画素数が多いので単純に消費電力が高いです。
以上のことから、数年後のMacBookが見ものです。バタフライキーボードが標準化されているかもしれません。バッテリーが更に長持ちしているかもしれません。タッチパッドは更に新しい機能を加えて進化しているかもしれません。USB-Cの接続できる機器が増えるかもしれません。
更に、CPUがApple自ら設計した、iPadやiPhoneに使用されているA(X)系統のCPUに対応するかもしれません。現在はAppleのノートパソコンのラインナップの代替えでは無いように思えますが、完全にMacBook Airと入れ替わっているかもしれません。少なくとも、MacBookとiPadの歩み寄りが少し近づいたように感じます。OSXとiOSの歩み寄り、とも言ったら良いでしょうか。
今までのApple製品に多くのトレードオフがありました。薄くなったiMacに光学ドライブが廃された事。iPad 3がRetinaディスプレイはとなって、重くなった事
iPhone 6が薄くなったけど・・・等々。
総合すると、様々な新機能を有した薄いファンレスノートパソコンのトレードオフが、多少のCPU速度、ポートがひとつになった事、対面カメラの解像度が低くなった事程度です。スペック至上主義な方には受け入れ難いかもしれませんが、この新しいMacBookが徐々にパワーアップして行くのを楽しみにして、購入のタイミングを図りたいと思います。